■□■□20GBもあるゾ!ハードディスク増設話■□■□

1年ほど前に2.1GBから8.4GBへ増設したハードディスク。
増設した当初は無限にデータを詰め込めると思って喜んでいたんですが、それもつかの間、、、

別にゲームをたっぷりインストールしたり、動画の永久保存場所にしたり、CD−Rのイメージを残しっぱなしにしたりするわけでもないのに、なぜか容量が一杯になってきた(-_-;)

で、このままでは高画素デジカメを買ったりすると、データの保存場所が無くなってしまうし、だいいち、HDDの空き容量が25%以下ってなグラフを見ながらパソコンを使いつづけるのも、精神衛生上よろしくない(^^ゞ

というわけで、ひざびさにパソコンパーツのお買い物に出かけるのでありました。


・といっても、小遣いも少ないので・・・
もれなく内蔵型,3.5インチ,IDE,バルク品というのが安くHDDを入手する最低条件になります。
で、売れ筋でそこそこ人気のある物といえば、20GBクラスのHDDというわけで、今回はIBM製のDPTA−372050を入手しました。
型番でわかる人には判るけど、ちょっと奮発して7200rpmのディスクです。
本当のところ、同じIBM製の20GBクラスでも5400rpmの製品の方が2000円くらい安く手に入ったハズなんだけど、ついつい欲張って回転数の高い(アクセス速度の早い)ものを選んでしまったのでした。

・7200rpmは熱い?
使用中の5400rpm(8.4GB)から新しい7200rpm(20.5GB)に換装する前に気になるのが熱。
回転数が上がれば、当然ながら温度上昇も激しくなるハズ。
巷のウワサでは、今の7200rpmはそんなに言うほど熱を出さないっていうが、本当かなぁ?

何といっても、1号機はケースファンを付けてないし、電源ファンも背面側に付いててケース内にはあまり循環されていない。
CPUファンは2つ付けてるけどオーバークロックさせてるし、ハードディスクは2台内蔵してるし、CD−Rも内蔵だし、MOまで内蔵している・・・。
ついでに内蔵SCSIケーブルやらFDDのケーブルやら、IDEのケーブルが所狭しと這っていて空気の流れを悪くしてるし、voodoo3みたいな大きいヒートシンクのついたカードも刺さってる。
ここにハードディスクの熱源が増えると、いよいよ破綻してしまうかも・・・。

・様子をみてみよう
ま、あれこれ考えてても、繋いでみないと作業が進まない。
セカンダリIDEが余ってるので、新しいHDDを接続。

ケースは開けたまま、HDDも固定するのが面倒くさいのでCD−Rの上にショートしないように置いて、電源ON。
(よい子は真似しないよーに)
まずはBIOSの設定から。
IDEセカンダリマスターのデバイス接続を以前Noneにしたので、元どおりAutoへ変更。

つぎにフロッピーから立ち上げ。
久しぶりにMS−DOSからの操作。
まずはFDISK。

FDISKを終わらせ、フロッピーから再起動。
再起動できたらFORMAT。

しばらく待つとWindows用ハードディスクの出来上がり〜。

さて、フロッピーを抜いて、こんどはいつも通りハードディスクから起動。
見慣れたWindwosが現れる。

マイコンピュータをクリックして、新しいハードディスクのアイコンが追加されているのを確認。
で、次にC:ドライブの中身全てを選択し(c:\windows\Win386.swpは除く)、新しいドライブへ丸ごとコピーする。

で、この後にDOSのsysコマンドで新しいHDDのブートセクタを書き換えれば作業は換装はあっさり終わり・・・のハズだった。

・ここからが大変
換装前と同じWindows98を入れるだけなら、あっさり終わったハズなんですが、ついつい欲張ってしまい、Windows98SEを入れようとした。
これが間違いの始まりだった(^^ゞ

手元にあるのがWindows98SEのOEMパッケージ。アップグレード版じゃなくて、新規インストール用だったんです。
で、この新規インストール版は、Windows98や95の入っているHDDにインストールを実行しようとすると、「既にシステムがインストールされている」旨のメッセージが出て先に進めないのですね・・・
で、もしやと思いsysコマンドを実行する前(つまり、ブートセクタにシステムを転送していない状態)のHDDをプライマリに繋ぎなおして、SEのインストールを実行してみましたが、あえなく止まってしまいました(-_-;)

急遽2号機を使ってインターネットで調べたところ、新規インストール版のCD-ROMではWindowsフォルダにある2つのファイルを削除しておけばインストール可能だとの事が判りました。

で、早速その通りに試してみますが・・・なぜかうまく元の環境を引き継いでもらえない。まぁ、元々が「新規インストール」用だからねぇ。
インストールは基本的に新規なもので、c:\windowsなんてフォルダがあると、その上にはインストールできないのでc:\windows.000なんてフォルダにシステムが入ったり、使用するシステムファイルはc:\windowsとc:\windows.000フォルダにまたがったりとか、とってもヤヤコシイ事になって収拾がつかなくなってきたり・・・(^^ゞ

一見インストールはうまくいくものの、システムが不安定になったりなどなど、気がついたら朝になっておりました。

で、冷静に考えてみれば、ルータは導入してるし・DVキャプチャをする予定もなく、すぐにSEが必要というわけでは無いし、まいっかーとSEはあきらめる事にしたのでした。

てことはSEではないWindows98を入れる事になるんですが、今度は話しが簡単で、Windows98のアップグレードパッケージCD-ROMからインストールを実行すれば、以前のWindows環境を奇麗に引き継いでくれるのでありました。
最初から素直にこうしとけば、夜〜朝まで何度も繰り返しインストール画面を見るなんて事をしなくてすんだのに(^^ゞ

・1号機は換装完了、次は2号機ダ!
1号機の換装は完了〜!
無事に20GBになったし、システムも元どおりで安定しているし、フリーエリアも12GBくらい残ってるし、快適快適。

さて、1号機から取り外した8.4GBのHDDを今度は2号機に移植。
実は1号機の20GB化よりも、2号機の8.4GB化の方が嬉しいんですね、、なんせ今まで2GBしか入ってなかったから。
でもこれで、合計10GBオーバー。時間のかかる作業を2号機に任せるという目論見で、まずはハードディスク増設。

・2号機はキャプチャ用
もう、1号機のHDD換装でクタクタになってしまったので、2号機の起動ディスクは変更せずにセカンダリーに接続する。
特に何の設定変更をするでも無く、あっさりと増設したHDDが認識される。

早速MPEG1キャプチャを2号機に接続しなおす。
純粋に8.4GBがデータ用に使える事になるので、キャプチャし放題。MPEG1でVideo-CDレベルなら大雑把に1分10MBだし。
2時間くらいの洋画をキャプチャしても1GBをちょっと超えるくらいで済むし。

とりあえず、1号機でHPの更新をしながら、レンタルビデオ店で借りてきた「アポロ13」を後で見る為に2号機でキャプチャしておく。
気がついたらキャプチャが終わっていたので、MediaPlayerでちょっと見てみる。
おぉ、ちゃんと撮れてる。撮る前はコピーガードの影響が出るかと思っていたが、意外にちゃんと映ってる。(おせじにも奇麗とは言えないが)

これで気が向いた時に、頭〜最後まで通しで見れる(^_^)

・ここでまた困った事が・・・
洋画を1本キャプチャしたが、もう1本別のもキャプチャしたい・・・、あら、すぐに10GBくらい無くなってしまう。
仕方ないので、適当に分割してCD−Rにでも焼いておこう。

というわけで、CD−Rを内蔵している1号機にデータを転送しようとしたら・・・「なんじゃこりゃ!」
「コピーしています。残り時間100分。」
おいおい、10BASE-Tで接続してるのにそんなにコピーに時間かかるんかい・・・
え〜と、転送速度が毎秒10Mbitだから1分で600Mbit・・・75MByte、あ、でも転送効率とか色々あるし、実効は落ちるとして・・・
20〜30分くらいで済むんじゃないんかいな。
あ、でもHUBの衝突検出ランプが激しく点滅してるって事は、かなり効率が落ちてるって事だろうから、やっぱり100分くらいかかるのかなぁ。

これじゃぁ、2号機にCD−Rを移設するか、LANのスピードアップを図らないと、とても頻繁にキャプチャしようって気にならないなぁ。
なんとか安あがりで快適にする方法は無いものか・・・
 
実行手段
2号機にCDーRを増設
LAN拡張(10→100M)
必要になるもの
2号機用SCSIボード
1号機用CD−RorDVDドライブ
10/100BASEのLANボード×2個
10/100BASEスイッチングHUB
予算(大雑把)
15,000〜40,000円
7,000〜10,000円

これ、どっちか次回の増設ネタに使う事にしよう(^_^)。

・やっぱ記憶容量は力ですね!
HDDを増設するとやっぱり精神衛生上良いですねぇ〜。
とにかく力業が使えるので、\win98フォルダをインストールCD-ROMから丸ごとコピーして置いてても全然気にならないし、地図CD-ROMの内容を全部HDDにコピーしても全然へっちゃらだし、早いし、う〜ん快適じゃ。

ちなみに、DPTA-372050はATA/66対応HDDですが、うちのATA/66対応じゃないマザーボード(ABIT BH6)との組み合わせではATA/33で一応動いております。
でもショップの店員さんに聞いたところによれば、ATA/66対応でないマザーとの組み合わせでは、ATA/33にならずに更に1つ低速のPIO Mode4でしか動作しない事例もあるようですので、念の為にATA/66への拡張ボードを購入するのがよろしいとの事です。
(貴重なPCIスロットを1つ消費してしまうのが残念ですが。マザー買い替えとどっちが良いか迷うところです)

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May.4.2000  Presented by YAMATEC