■Yamatecの日常(?)日記■

1.「USB2.0対応メディアリーダーを導入」


・CompactFlash,SmartMedia、etc.

最近、職場のPCとちょこっとしたデータをやり取りするのにフラッシュメモリを多用するという方はおそらく沢山おられるのではないかと思います。
私も例にもれずフラッシュメモリ愛好家(?)なのですが、ここのところ扱うメモリカードの種類が多い・・・自宅のマシンにはCFとスマメを読める外付けリーダーを付けておりますが、職場ではこれに加えてSDやらメモリースティックやらxD-pictureやら、とにかく多様なカードのお世話になります。

職場PCにはCF/SM/MS/SDなどのメディアを1台で読み書きできる外付けのリーダー(melco製MCR−6U)を取り付けてますが、自宅PCでもメモリスティックやSDを扱いたくなる場面がここのところ多くなってきました。

で、そんな事を考えながら電器屋街を歩いていると、フト目に留まったものがありました・・・

3.5”ベイに内蔵するタイプのメディアリーダーで、内部USB2.0ポートに対応するもの、
日本橋(大阪)のパソコン工房にて¥2970−

・1号機の内部構成

ところが、我が家の1号機の6つあるデバイスベイは、すでに満員御礼状態(^_^;

この中でフロントに顔を出していないデバイスといえば、5”ベイに入れてある予備のHDDのみ。

でもシャドウベイにはすでにメインのHDDが入っていて空きは”0”、この状態のケースに3.5”サイズのメディアリーダーを入れるには、まず
 (1)シャドウベイを増設金具で増やす
 (2)増設したシャドウベイにHDDを移設する
 (3)空いた5”ベイに3.5”の口の空いた金具を入れる
 (4)3.5”サイズのメディアリーダーを固定する
という手順を踏むのが通常の方法じゃないかとおもいますが・・・

・問題は予算・・・

前項の手順を踏むとなると、「シャドウベイ増設金具」と「5”ベイに3.5”のユニットを入れる事ができ、尚且つ前面に3.5”サイズの口が開いた金具」をリーダーとあわせて購入しなければならない事になります。

で、早速それらの値段を店頭で調べてみると、これが意外と高いんですよね、合計で2000円くらいから。
リーダーの2970円と合計すると5000円弱。
ここまでかけるくらいなら、外付けのメディアリーダーが3500円くらいで売っていたので、そっちの方が安上がりという事になります。
(まぁ、USB1.1仕様と2.0仕様という差はあるんですけどね)

・思い切ってベイをあけます・・・

予算優先で、外付けのメディアリーダーで落ち着こうかなとも一時的に考えたんですが、ここはやはり内蔵デバイスマニア(笑)、なんとか内蔵させて、尚且つ安くあげれないかと、 よくよく考えたら使用頻度の低いデバイスを取り外してしまえば良いということに気がつきました。
(遅いって(^_^;)

使用頻度の低いデバイスといえば・・・5”ベイのCD−Rと3.5”のFDDドライブです。

特に3.5”ベイを開ければ、一切ほかの金具などを使わずに、綺麗に内蔵することができます。
割と昔からPCを触っている者としては、FDDを外してしまうのは若干抵抗があったんですが、ここ最近はすっかり使用頻度も低くなって、FDDでなければできない事というのもなくなった感じがします。
(CDからも起動できるし、USB外付けFDDなんてのもあるし)

というわけで、思い切ってFDDとメディアリーダーを交換することに決定〜!

・方針が決まれば行動は早い・・・

さっそく部材を調達して、1号機をラックから下ろして分解。
始めて自作して以来、ず〜っとお世話になっていたFDDも取り外し、代わりにメディアリーダーを3.5”ベイに固定。
あとは内部の接続のみ。

メディアリーダーをじっくり観察すると、USB−I/Fに接続するケーブルが2セット出ている。
どうやら、1セットはメディアリーダーを機能させるためのもので、もう1セットはメディアリーダー前面のUSBコネクタにスルーする為のものらしい。

取説を見るまでは、USBは内部で1本だけつなげば、メディアリーダー機能と前面USBコネクタの両方が有効になるものと信じていたんだけどなぁ〜。
まぁこの値段では、内部にハブなど積むはずもなく、単純にスルーするだけだったのでした。

・ところが、1号機のUSB2.0インターフェースには・・・

ない。やれやれ困った。
1号機に増設してあるUSB2.0のインターフェイスボードは、Tekram製のDC-602Tという、外部3ポート&内部2ポートを持った板なのですが、その内部接続のコネクタがちょっと今回は困った構成になっておりまして、
内部2ポートのうち1ポートは、内部機器用の5pinコネクタで、簡単に接続ができる。
(ただし、マニュアルや基盤にはピン番号や配列の記載がないのでちょっと不安)

もう片方のポートは、外部USBのコネクタと同じAタイプだったので、今回のメモリリーダーを直接接続する事ができない(=前面USBのコネクタを使用する事ができない)

というわけで、前面USBコネクタを利用するのはとりあえず諦め、とにかく繋げる部分だけを繋ぐことにしました。

・いよいよ内部コネクタ接続!

USB2.0ボードの5pinコネクタのピン配と、メモリリーダーのケーブルのピン配を念のために調べてみると以下の通り、

USB2.0ボード(DC-602T)
メモリリーダー
VBUS(+5V)
VBUS(+5V)
Data-
Data-
Data+
Data+
ID
GND
GND
GND

どうやら配列には問題なさそう。
ちなみにDC-602Tの内部USBコネクタのpin番はこう↓

内部Aコネクタより遠い側から順番に
@VBUS(+5V)
AData-
BData+
CID
DGND

実際にコネクタを接続してみると、他のボードに干渉するかどうかギリギリのところ・・・というか下のボードにケーブルがあたった状態でなんとか固定。とても不安な状態。ボードを挿す位置はちょっと工夫した方がいいかも。

・とりあえず電源On・・・

特に何の問題もなく、あっさりとWindowsXPが立ち上がり、
実にあっさりとデバイスが認識され、
さくっとドライバがロードされ、

しばらくしてマイコンピュータのアイコンを叩いてみると、4つほどドライブが増えていた。
ということは、1つのスロットごとに1つのドライブレターが割り当てられているらしい。
ついでに、メモリスティックとCFを挿してみて直接ファイルをコピーする事もできたのでちょっと関心。

計測はしてないけど、画像のサムネイル表示やコピーなどで体感速度が向上。
きっとUSB2.0のおかげで転送速度が上がっているのであろう。

・前面USBポートを使えるようにしたい・・・

メモリリーダーとしての機能は全く問題なかったので、当初の目的は全て果たしたのですが、せっかくついているフロントUSBのポートを使えないというのはどうも納得がいかない(^_^;

というわけで、ちょこっと簡単に接続できるパーツを作ってみました。

といっても、コネクタの形状を変換してあげる部品さえ寄せ集めてしまえば良いので、誰でも簡単にすぐできるはず・・・と思って作りだしたものの、意外なところで悩んだのがUSBコネクタのピン配。

どっちが1番ピンなのかなかなか調べがつかない。ありとあらゆるサイトを回ってみても、1〜4番のピンの意味は解説してあるものの、コネクタ側なのかプラグ側なのか、はたまた正面からか半田面からなのか、右から数えてるのか左から数えてるのか確証がもてなかったので、結構な時間がかかってしまった。
結局、4号機のUSBポートにテスターをあてて、+5VとGNDを確認したのでした。
(はじめからそうすりゃ良かった)

で、完成したのがコレ。
これで無事にフロントのUSBコネクタを使えるようになって、メデタシメデタシ。
ちなみに材料費は、1本170円ちょっと。この程度の出費で実質1ポート増やせるなら安いかな。
これが1号機に搭載されたメディアリーダーの勇姿。
FDDと入れ替えというのが時代の移り変わりを感じさせますなぁ〜。

・機能&性能には問題なし・・・

あえて気になるところといえば、POWERランプが赤LEDなところ。
PCを起動してる最中はずっと点灯しっぱなしなので、できれば赤色よりも緑色か青色のランプの方が目立たなくてよいのですが・・・

気が向いたら分解してLEDを載せ代えてみようかな?

[戻る]


Update 2003-04-29