◆◇◆◇やっぱり3号機作っちゃった話◆◇◆◇

このページを見ている皆さんは経験ありませんか?
知人から貰ったり、新しいパーツと入れ替えて余ったりしたパーツを見てるとき。
日本橋なんかの店先で、性能の割に安くなったパーツを見たとき。
ついつい、必要も無いのにもう1台パソコンでも作ってみようかなぁ〜って思ってしまう事が・・・(^_^;



・ありました
その兆候は2000年秋ごろのメモリ価格暴落の頃に始まります。
CPUは知人から頂いたCeleron366がファン付きの状態で押し入れにしまったままだったし。
音源はSanyoのボードが余ってる(最終的には使わなかったが)
FDDやCD-ROMもジャンクパーツが2セット分くらい余ってる。

1号機のメモリを128MBから384MB(128MBの3枚挿し)に増設して、2号機のキーボードをワイヤレスにしてた為、メモリを128MBほど3号機にまわす事も、キーボードを3号機にまわす事もできた。

ので(^_^;、あとはケースとマザーとHDDだけ。だった筈でした。

・何の為に作る?
さて、残るは作る目的。
ただ作ってみただけでは、ただでさえ狭い部屋がさらに狭くなって、しかも使わないマシンが増えるだけ。
何の為に作ろうか?
主用途は何にしようか?

と考えるともなく考える日々を過ごしていたところ、嫁さんがメール(Pink Rabbit)にはまっている事に気がつきました。

よ〜し、それなら寒暖の差が激しいマシン部屋でなくとも、環境の良いコタツ部屋で気軽にメールができるように、嫁さん専用機を作ってみよう。
ついでに、TVをモニター代わりに使うことにしてみよう。と決めました。

・まず困ったのが形決め
手持ち部品を流用する事。
予算はできるだけ押さえる事。
TVラックの下に置く事。

 という条件が出てくるので、最近流行らないデスクトップ型か、または最近流行りのブック型にする事に決まり。
(オーソドックスかつ予算を押さえることのできるミニタワーなどは、置くスペースが無いのでボツ)
M/Bの方は比較的に手に入れやすいMicroATXか、またはケースと一体になったキットの形とする。

TVラック下の収容スペースは、高さがMax.140mmしかないので、この条件をクリアできるMixroATXケースを探しまわる。
・・・でも無い。
なかなか無い。なぜ?って聞きたくなるくらい店頭にない。150mm位のケースならザラにあるのに。

それではと気を取り直してベアボーンキット(ブック型PC)を探す。
こっちは小さい。サイズなんか楽勝クリア。カッコイイデザインのも多いし。
でも高い。割高。4万円くらい出さないと良いのにあたらない。
どこが良くないかというと、安い物はCPU選択の幅が狭すぎる。
手持ちがPPGA-Celeronなので、これは使えないと困る。でもFC-PGAくらい使えるようになってないと寂しい。
両方使えるものって意外と少ないのね。
それに、AGPがないか、あってもLow Profileサイズのボードしか増設できない。
これでは、TV出力を後で増設するのは不可能に近い。
ついでに、FDDやCD-ROMやキーボードやマウスなんざ付いてなくていいから安くして欲しい。

結局、かなり妥協して2万円台で買えるブックPCのベアボーンキットが最後まで候補に残った。
これはi810でTV-Out内蔵のものであった。
でもPPGAだけとか、AGPが無いなど、かなり我慢しずらい部分が多々あった。
(最終的に諦めた理由は、単純にリテールのCPUファンが入らないからだった)

そうして、最後にえいやっ!と購入に踏み切ったのが、MicroATXデスクトップケースのIW-D500を\7,800で見つけてからであった。

AVローボード(TVラック)の140mm高の中に見事に収まる3号機の姿!
う〜ん、前面への配線露出もなく、我ながら完璧ぃ(自画自賛)

ちなみに、上の段のPS2からパッドのケーブルがよくたれ下がってきます。(撮影する時はわざわざ外したが、普段はたれ下がりっぱなし(;_;))

・形は決まったけど、つぎはTV-Outに困る
TVをモニター代わりに使うという前提なので、あまりグラフィックボードに費用をかけても仕方がないところなんですが、
普段のWebブラウズに使うにしても何にしても、800×600ドットくらいの解像度が出てないと、つらいかもしれない。
でも、そこら辺に転がっている仕様のわからないバルク品だと、TVに640×480ドットでの出力はできても、それ以上に解像度が上がらないこともあるとか何とか・・・
そうなると、どうせ買うんなら多少費用をかけても確実に使えるものが欲しいところ。

仕様が判りやすくて、それほど値も張らないとので、最近流行りのGeForce2MXチップ搭載のグラフィックカードをチョイス。
パッケージ品で、Pixelview MVGA-NV11(w/TV-Out)という、GeForce2MXチップでTV-Out端子付きを1万2千円くらいで買いました。

実は他にももう少し安い品物もあったんですが、800×600ドットでTVに出力可能か?と店員さんに問い合わせても「やった事がないので自信がない」とか「TV-Outは殆ど640×480までですからね〜」という、結局判らないという答えばかりでありました。
(調べてみるとGeForce2MX自体の仕様では、TV-Outは800×600dotが可能らしいが)
で、結局最後にはパッケージを空けてマニュアルを調べてくれたお店で買う事にしたのでした。

・ハードディスクは定番の・・・
あ、そうそう、ハードディスク。
今回はTVの下に置くという事で、静寂性に定評のあるIBMのDTLA-305030(5400rpm,30GB,IDE)をチョイスしました。
本当は20GB程度で1万円未満のものを探していたんですが、意外とこれが見つからない。
どこも品切れ状態なので、仕方なく30GBを1万1千円で買いました。

このHDD、回転数が5400rpmでキャッシュが512KBと、若干パフォーマンスは低めなんですが、その分非常に静か。
もともとIBMのドライブって静かな事で評判ですが、このドライブは今まで僕が扱った中でも飛びぬけて静かですね。
動作状態でも全然音が気になりません。満足満足(^_^)

 ・TVに映像が出ない!
おかしい。
設定は確実にしたはずなのに、なぜか640×480モードにしても800×600モードにしてもTVにはノイズが流れるだけ。
おかしい。
パッケージに添付のCD-ROMからドライバをインストールしたのに・・・
念の為に、Pixela社のホームページ上にあがっていたドライバのバージョンを確認すると、ほんの少しだけCD-ROMのものより上がっていたので早速ダウンロードしてみる。
そしてインストール。
あ、今まで日本語表示だったところが英語表示になってる。・・・まぁいいか。

祈るような思いでTV出力をonにしてみると、さっきまでの苦労が嘘のように綺麗に映る。
「な〜んや、添付のドライバを使ったらうまく動かないだけやんか」
というわけで、無事に解決。
ちゃんと640×480ドットでも、800×600ドットでもフルカラーモードでTVに映っております。
よかった(ホッ)

T○SHIBA製ダブルウインドウ/ワイドTVの右画面にちゃんと表示されてる〜、、
感激(;_;)〜な図。

ちなみに800×600フルカラーモード。

・結局いくら使った?
とりあえず動いたところで、ちょっと振り返っていくら3号機につぎ込んだか考えてみましょう。
 
MicroATXケース
7,800円
マザーボード
12,800円
グラフィックボード
12,800円
ハードディスク
11,800円
メモリ(128MB)
(5,280円)1号機から流用
コードレスキーボード
(5,800円)2号機から流用
合計
45,200円
(56,280円)流用分込み

まぁ、予想通りというか何というか(^_^;
素直に高めのベアボーン買った方が安く上がったかも・・・

・コードレスっう!
配線は極力目立たせない事。

キーボードやマウスの配線がTV方面からコタツに向かって数本伸びているという状態は、イヤだ。
僕の美的感覚(?)が許さないし、はっきり言ってアブナイ。

という事で、2号機からコードレスキーボードをぶん取る。
(ああっ、せっかく快適になってたのに、2号機さんゴメンナサイ)
一応マウス代わりのポインティングデバイスも内蔵しているし、これでPC前面は配線が一本も出てない状態になった。
う〜ん、快適快適。
むむっ、、マウスが・・・、カーソルを細かく動かすのがつらいぞ・・・
慣れればよいのかな。
いや、、でもセットアップ中に手がおかしくなってしまいそう・・・
これはノートPCのタッチパッドより辛いものがあるかも。う〜ん。

ワイヤレス(赤外線方式)キーボードのアップ。
ちなみにACER製。

右上の丸いのがマウス代わりのパッド、
左上の2つのボタンがそれぞれマウスの左右のボタン代わり。

ちなみに左手でクリックする時はつい左右のボタンを間違えてしまう。

というわけで、これからは新たに、コードレスキーボードと同時に使えるコードレスマウスを物色するハメとなったのでした。
・・・つづく。

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May.6.2001  Presented by YAMATEC