■Yamatecの日常(?)日記■

2.「WindowsXPが突然起動不能になった」


・トラブルはいつも勝手にやってくる・・・

新鋭機のノートPC環境も整い、1号機にもUSB2.0やら内蔵メモリカードリーダーを増設したりして、一通り快適になった我が家のPC環境・・・と思っていた矢先、サーバー実験機(4号機)の画面がブラックアウトしているのに気がついた。

・WindowsXP起動不能?

まぁ、フリーズくらいなら日常茶飯事なので、何の気なしにリセット。
しばらくしてBIOS画面を通過・・・
あれ?なにやら見慣れぬメッセージが表示された。

「system32\drivers\pci.sys」が壊れている?

何度起動しなおしても同じエラーで止まってしまい、完全に起動不能となってしまった。
いかん、ハードディスクがいかれたか、と思いとりあえず修復セットアップを試みることに・・・

・XPのインストールCDからも起動できない?!

手馴れたはずの手順だったのに、XPの修復セットアップが出てこない。
なにやら見慣れぬエラーメッセージを返してきて、強制的にリセットがかかってしまう。
これもまた、何度試してみても同じところで止まってしまい、修復セットアップどころか通常のインストール作業のメニューにすらたどり着けない。

これは困った状態・・・う〜ん。

症状をもう少し詳しくみてみる事にしよう。

・別パーティーションのWindows98SEも起動できない??

同じHDDの別パーティーションにインストールして、起動できるようにしておいたWindows98SEを立ち上げてみようとすると、これもまた、途中で奇妙なエラーメッセージを返して起動不能になっていた。

単独解決の道はなさそうなので、PartitionMagicのCDで起動してみる。

・PartitionMagicは立ち上がる。

PartitionMagicのCDからの起動は無事できたので、さっそくHDDの診断。
まずWin98の部分は問題なし(なぜ立ち上がらないかはさておき)
WinXPの部分は、「#1516 パーティーションが不正に終了しています」とのエラーが返ってきた。

ところが、修復メニューはでてこない。
マニュアルによれば、修復セットアップかコマンドラインで「chkdsk /f」かなんかを実行してあげれば治るらしいのだが・・・、XPのインストールCDからの修復セットアップは起動不能だし、FDに入れたDOSからではNTFSパーティーションは見えないみたいだし。

・もう一度エラーメッセージを熟読

埒が明かない。
これが他人のパソコンだったら「 いっそHDDを全部領域開放して気分一新新規インストール」っていうのをお勧めしてるに違いないのだが・・・
確かに重要なファイルもないので、ダメージは少ないのだが、、、また環境を作り直すというのもかなり面倒くさい。

もう1〜2時間だけ調べてみようと心に決めて、とりあえず睡眠。

Zzzzz...

・翌朝、朝食も取らずに作業再開。

とりあえず、Windows XPのインストールディスクを入れて、CDから起動しみてる。

やはりエラーになるが、その際のメッセージに「arcdisp.c.」がどうとかこうとか書いてある。
早速、検索サイトにキーワードを入れて探してみるが、あまりヒットがない。
(ついでに日本語サイトもひっかからない・・・)

数件のサイトの情報を頭の中で適当に翻訳しながら読んでみると、どうもどこのサイトもメモリモジュールが怪しいという内容になっていた。

たしかにメモリは2本入れてあるが、どちらも割りと長い期間使っていて信用しているので、あまりメモリの問題とは思えない・・・
が、ダメモトで、ケースを開けてメモリスロットから1本取り外し、そのままの状態で電源On。

・あ、起動した。

BIOSからメモリカウント・・・、128MB、少なく感じるなぁ。
あ、画面が消えた。そろそろエラーが出るかな?
あれ、あれ、Windowsロゴが出てきた、立ち上がるかも??
・・・・・しばらくして、無事にWindowsXPが立ち上がっておりました。

もちろん、HDDの内容を即座にチェック。
C:、D:ともまったく問題なし。
(よかった、HDDを領域開放しなくって)
システム、データとも無事に返ってきた瞬間でした。

・じゃあメモリ不良?

メモリを一本取り外して、無事に起動する事が確認できたので、とりあえずメデタシメデタシ。
職場のマシンで同じような事がおこれば、確実に外したメモリは二度と職場では使わない、というマトモな判断ができるはずなのですが、自前の環境だとどうしても、外したメモリがもったいない。
メモリモジュールが「もう一度使ってくれ〜」と叫んでいるようにも思えてきます(笑)
で、結局無謀にも、外したメモリをもう一度挿してみる事にしました(貧乏症なので)

で、手馴れたもので、もう一度M/Bにセット、ケースを開けたまま電源接続。電源On。

「立ち上がらないはず」
という期待(?)に反して、低速のメモリカウントも無事2本分通過し、何事もなかったかのようにWindowsXPが起動してしまいました。
もちろん、Windows上からも、後で挿した分のメモリを認識しています。

・メモリが無駄にならなかったのは良いが・・・

でもこれって考えてみると怖い状態ですね〜。
本当にちゃんと動いてるのか?、動いててもいつ壊れるのか判らないっていう状態になってるわけなので・・・
でも動いている(ように見える)ので外すのも勿体無い気もするし・・・

まぁ、こまめにバックアップして凌ぐかな。(たぶんすぐに忘れるだろうが)

 

・後日談

その後、順調に動いている4号機なのですが、ふと起動時のメモリカウントを見てみると、いつの間にかメモリ一本分しかカウントされなくなっている事に気がつきました。
(もちろんWindowsからも一本分の容量しか認識されなくなっています)

一体いつから??
たしかにスロットには2本ささっているはずなのに・・・

でもまぁ、Windowsはちゃんと動いているようだし、しばらく放っておこう。
そのうち気が向いたら認識されなくなったメモリを外すことにしよう。

[戻る]


Update 2003-04-23