FILE : LANボード(Realtek 8139B)
DATE : 2000/5/7

メーカー:不明(バルク品の為)
型番:不明(バルク品の為)


・パーツを買うお金の無い中での追加です
1号機に20GBのハードディスクを増設したおかげで、2号機におさがりの8GBのハードディスクが入り、キャプチャーマシーンとして元気に働くようになりました。(日記置き場の「ハードディスク増設話し」に詳細あり)
とこが、2号機<−>1号機間でやりとりされるファイルが数百MB〜数GB単位と巨大になってきて、おかげで我が家の家庭内LANに採用している10Base−T(10MBit/Sec)ではスピードが大変遅く感じられるようになってきました。

巷では10BASEから徐々に100BASEへ主流が移りつつある様子なので、そろそろ安く増設できないかと、ちょっと調べてみると・・・
 
必要なもの
導入費用(概算)
1号機用LANボード
1,500〜2,500円
2号機用LANボード
1,500〜2,500円
スイッチングHUB
6,000〜12,000円(5〜8port)
合計
9,000〜17,000円

10BASEでLANを組もうと思えば、LANボードが数百円、HUBも2,000円くらいで、せいぜい5,000円もかからないからなぁ。
それからすれば、まだ少し高いような気もする(^_^;)
まずは最低2個用意しないといけないLANボード購入の費用をどれだけ抑えるか、と色々物色しておりました。

・安いのみーっけ!
そんな時に、ふと日本橋を散歩していると、TWOTOPで10/100BASEのLANボードを見かけました。
バルク品ですが、100BASE-TXで¥980−という値段と、ついでにWake On Lan対応というのが面白そうだったので、つい2つ衝動買いしてしまいました。(普段は相性のリスク分散の為に、同じパーツを2つ買うって事はしない主義なんですが)

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箱の中身はこの通り(といってもバルク品なので、茶色で印刷なしの箱だけど)、ボードとWOL用ケーブルとドライバディスクと取説が各1つ入ってました。
チップはカニさんマークでお馴染みのRealtek製です。型番はRTL8139Bとなっておりました。
同社ホームページではLinux用ドライバもダウンロードできるようです(^.^)

・装備変更!
で、早速2号機に組み込みます。
2号機のマザーはGigaByte社のGA-586ATX2という、Socket7の古いタイプの物なのですが、特に問題も無く認識されました。
このマザーは、Modem Ring Onには対応してますが、WOL(Wake On Lan)には対応してないので、LANボードのセットについては特に注意する事はありません。
10BASEのLANボードを外し、代わりに100BASEのLANボードをセットします。
背が低いボードなので、周りのスロットに刺さっている背の高いボードに手が当たってなかなかセットが難しかったですが、なんとかセット完了(^.^)。さっそく電源を入れてみます。
Windows98が起動すると、すぐに新しいボードを認識してくれたので、添付のディスクからドライバを読み込ませてあげます。
ちなみに、32-Bit PCI Fast Ethernet Adaoter [NDIS3]という名前でシステムに認識されたようです。

ついで、1号機への組み込み。
1号機のマザーはAbit社のBH6、Slot1対応でメジャーな物でしたが、すでに旧型となってしまってますね。
これにはWOL(Wake On Lan)の機能が装備されていて、具体的にはAGPスロット側に1番近いPCIスロットにLANボードをセットして、さらにPCIスロットの傍(2番目のPCIスロットとの間)にある3ピンのコネクタ(WOLコネクタ)に、LANボードから出ているWOLのケーブルを差し込んでおきます。
そして、BIOSのメニューから、Wake On LANの項目を選び、Enabledに値を変更しておけば準備は完了です。(もちろん、ATX2.01に対応した電源ユニットも必要ですが、今となっては普通にケースを買えば付いてくる程度の物で十分でしょう)

ただ・・・、BH6のWOLコネクタって、どのピンが1番なのかよくわからない構造の上に、マニュアルの図によればISAスロットを下にして見た場合に右端が1番のような感じで描いてあるものの、どこにもはっきりとは1番とかかれていないという、ヒジョーに恐ろしいものでした。
ついでに、バルクのLANボードの方も、WOLケーブルのどっちが1番なのか全然書かれていなかったし・・・接続は賭けでした(^^ゞ。
一抹の不安を覚えながらも電源ON。
どうやら接続は間違っていなかったようで、無事にBIOS画面を突破、2号機同様ちゃんと認識してくれました。

・でも本領発揮できず・・・
せっかく100BASEのボードを入れても、まだ家のHUBもルータも10BASEまでしか対応してないので、スピードに関しては残念ながら調べる事ができません(-_-;)
とりあえずは、10BASEモードで正常に起動する事を確認して、ほっと一安心。
これでPC本体の拡張はできた事になるので、あとは中継するHUBを100BASE対応のものに入れ換えればいいだけ。
でも結構高い(^^ゞ

最終的には、下の図のようなネットワークに仕上げようとしてて、あとは「HUB」→「スイッチングHUB」へ変更するだけなのですが・・・割と安くはないんですね。

「5ポートのスイッチングHUBで安いもの」という条件で探してみると
MelcoElecomPCICorega、という名前が目につきます。値段の幅は5,400〜7,500円くらい。
性能的には、5ポートくらいの小さなものだと、何処も大して差はないようです。
8ポート以上になると、例えばMelcoなんかではポート毎に手動で(ディップスイッチで)10/100M切り替えや全二重/半二重切り替えを設定できるようになってたりと、安心できる設計になっとるそうです。が、高い(^^ゞ

う〜ん。せめて税込み5,000円以内で手に入るなら、すぐに購入したいところなんですが、なかなか見つからない。
何度も日本橋へ電車に乗って探しにいくくらいなら、さっさと買ってしまった方が安上がりなはずなんですがねぇ(^^ゞ

・実用になるかどうかは置いといて、趣味の実験をしてみよう
HUBはさておき、LANボードが正常に動く事がわかれば、次にWOLを試してみようという野望がわいてきます(^^ゞ
A4用紙1枚両面でとりあえず日本語になっているLANボードの取説を見ながら、セットアップディスクからSETUPユーティリティを立ち上げ、MACアドレスをメモして、電源を落とす。
次に別のマシンでSETUPユーティリティを立ち上げて、Wake On SignalをさっきメモったMACアドレスに対して送信すると「おぉ気持ち悪い」、1号機がいきなり起動した(^^ゞ
なるほど、電源OFFの状態から、電源ONボタンを押したのと全く変わりなく、普通に起動しちゃうわけね。
すごいなぁ、こんなにあっさり実験が成功した事ってあっただろうか(^^ゞ、しかも¥980で。(^^ゞ
(こんなにあっさり旨く出来て良いのかなぁ(^^ゞ)

Wake On Lanをもう少し気軽に試せないものかと思い、ちょっと調べてみると、どうやらAMD社のホームページにMagic Packetを利用するソフトが用意されているようです(元々、WOLはAMD社の提案のようです)
参考までにURLを載せておきます。
http://www.amd.com/products/npd/overview/20212.html
(WindowsとMS-DOS用のツール類がアップされているようです)

いまいち判らんのが、MACアドレスで指定するってところなんだが・・・、これってルーターとか超える事ができるんかいなぁ。

活用シーンとしては例えば、職場のサーバーなんか、メインを立ち上げたらバッチで予備も立ち上げる事ができるようになるし、使いようによっては結構便利かもしれない。
でも、自宅ではぜーったい使わんとは思うのだが・・・(^^ゞ
 

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May.7,2000